消化器外科では胃腸・肝臓・膵臓・胆道系の診療、胃内視鏡(胃カメラ)検査・大腸内視鏡(大腸カメラ)検査を行っています。手術や高度な治療が必要な方の場合には、近隣の病院と連携と取りながら治療にあたっております。

胃内視鏡(胃カメラ)検査・大腸内視鏡(大腸カメラ)検査

がんの早期発見のために大きな力を発揮するのが内視鏡検査です。
当院では患者さんの負担を減らし、定期的な検査を受けていただくことで

病気の早期発見へとつなげることを目的としています。

胃内視鏡検査大腸内視鏡検査

胃内視鏡(胃カメラ)検査

当院の胃内視鏡(胃カメラ)検査の特徴

当院では、基本的には鎮静剤を使用し患者さんの負担軽減に考慮した検査を行っています。強いご希望があれば、鎮静剤を使わない検査も可能です。検査後は鎮静剤の効果が切れるまでゆっくり休憩していただきます。

また、当院では鼻から入れる経鼻内視鏡検査は行っておりません。

このような方はできるだけ早くご相談ください。

胃の調子が悪い
胃がんやピロリ菌感染したご家族がいる
これまで胃内視鏡検査を受けたことがない
習慣的に喫煙や飲酒をされている
食欲がない
ダイエットしていないのに、体重が減った
採血で、急な貧血があると言われた

胃内視鏡(胃カメラ)で見つかる代表的な疾患

食道逆流性食道炎・食道びらん・裂肛ヘルニア・バレット食道・食道がん・カンジダ症など
胃炎・胃潰瘍・萎縮性胃炎・胃ポリープ・胃アニサキス症・急性胃粘膜障害・ピロリ菌感染の有無・胃がんなど
十二指腸十二指腸炎・十二指腸潰瘍・十二指腸がんなど

検査の流れ

1.予約

まず、検査日の予約を行いますので、外来にお越しいただくか、お電話(095-862-6580)ください。

2.外来診察

問診や診察を行い、ご都合に合わせて、検査日を決定します。
(血便等、緊急を要する場合、当日又は近日中に検査を予定させていただく場合もございます。)
担当医が、かかりつけ医から処方されているお薬や、治療中の病気、手術歴などを問診します。

3.検査前日

・夕食は軽めに、飲み水はOK
・午後9時以降、飲食は禁止
・早めの就寝を心がけましょう

4.検査当日

検査当日、朝食は食べないで受診します。お水、お茶は、検査予定時間の1時間前までは、少量飲んで構いません。コーヒーや、牛乳、ジュースなどは飲まないでください。お薬は、診察や電話予約の際に指示されたお薬だけ飲んで、受診してください。

5.検査中

白い液体の薬(消泡剤)を飲みます。粘膜麻酔剤をスプレーでのどの中に噴霧します。鎮静剤の投与などのために、点滴を取ります。血圧、心電図、呼吸状態などを、モニターで確認しながら、検査を行います。検査時間は10分ほどですが、異常が見つかった場合は、詳しく検査を進めるため、検査時間が長くなることがあります。

5.検査後

検査後はしばらく安静にしていただきます。鎮静剤から覚めた後に、実際の胃カメラ画像をお見せしながら検査結果をご説明いたします。

※鎮静剤の安全性について

鎮静剤(静脈麻酔)は量を多く使いすぎると、呼吸抑制などの副作用がありますが、当院では患者さんお一人お一人の性別・体重・年齢と反射の強さに合わせての薬の量を調整し検査を行っております。さらに、アレルギーなどの副作用に対してもすぐに対応できるように、検査中は全身状態を把握するモニターをつけております。治療中の病気や持病によっては、鎮静剤が使用できない場合があります。

大腸内視鏡(大腸カメラ)検査

当院の大腸内視鏡(大腸カメラ)検査の特徴

大腸内視鏡(大腸カメラ)検査は、肛門から、直径11-13mm程度の内視鏡(カメラ)を入れて、大腸全体(状況により小腸の一部まで)を観察する精密な検査方法です。事前に医師より丁寧に検査内容をご説明し、ご納得いただいた上で検査を行います。お腹の症状や内視鏡検査に関してわからないことがあればお気軽にご相談ください。

このような方はできるだけ早くご相談ください。

大腸がんは初期の段階では自覚症状がない場合が多いため、40歳を超えた場合には自覚症状がなくても大腸内視鏡(大腸カメラ)検査を積極的に受けるようにしましょう。

血便や赤黒い便が出る
便の形が細い
下痢と便秘を繰り返す
以前、大腸ポリープがあった
今まで大腸内視鏡検査を受けたことがない
血縁者の中に大腸がんの人がいる
腹痛が続く
ここ最近便秘が続く

大腸内視鏡(大腸カメラ)で見つかる代表的な疾患

大腸がん・大腸ポリープ・肛門疾患(痔)・潰瘍性大腸炎・過敏性腸症候群(IBS)など

検査の流れ

1.予約

検査前に診察受診をお願いしております。まず検査前の外来受診をお電話(095-862-6580)でご予約ください。

2.外来診察

患者様の症状やご都合にあわせて検査日をご相談させていただきます。受診日に下剤をお渡しいたします。

3.検査前日

・夕食はうどんなど消化の良いものを、飲み水はOK
・午後9時以降、飲食は禁止
・早めの就寝を心がけましょう

4.検査当日

検査する大腸内を綺麗にするために、お渡しした下剤の内服をしていただきます。自宅で内服後、お通じがきれいになった時点でご来院いただきます。ただし、急を要する場合はその限りではありません。

5.検査中

検査台に横になっていただき、肛門に麻酔のゼリーを塗布し内視鏡を挿入します。検査の時間は15-30分が目安です。

5.検査後

鎮静剤を使った検査の場合、検査後は別室でしばらくお休みいただきます。その後医師より説明を行います。異常がなければ終了となります。